バースデー

彼の誕生日の前日


彼がお肉食べたいと言ったから

いつものところでコース料理

彼がお支払い


そのあと百貨店に移動して

またいつものところでケーキセット

彼がお支払い



彼に言ってある

あなたの欲しがってるアレ

私が買うから

その日の食事は出してね


別に言わなくても彼はそのつもりだろうけど

彼の誕生日くらい

私はこういうつもりだからよろしくねって

先に言っとかなきゃ自分的に薄情な女な気がして



彼のプレゼントは彼次第

購入したって聞いたら彼に送金する予定

なんか味気ないけどいいの



彼の誕生日へと日付が変わった時

2人で湯船に浸かってた

お互いマッサージし合ってた



お風呂から出てベッドの時計見て気づく

彼がお風呂掃除やいろいろ終わって

やっとベッドで落ち着いた時に

彼に覆いかぶさって

お誕生日おめでとう

チュってした


彼は少しにやってして

ありがとうって


それからはいつも通り

それぞれ好きなことして眠るまでの時間を過ごし

いつの間にか彼にくっついて眠ってた



朝目覚めてひとつ歳を重ねた彼は

いつもより情熱的だった



遅い朝ごはんのあと

2人でくっついて映画を観る

途中眠くなって

彼に寄りかかったまま眠ってしまった



楽しい週末はあっという間

私が帰るそぶりを見せると

彼は不機嫌になる



私だってずっと一緒にいたいけど

そうはいかないのよ



また来週ね